ボトックス注射は「ボツリヌストキシン」という製剤を注入することでシワやたるみの改善、そして小顔効果や部分痩せ効果などが期待できる施術です。

ボトックス注射をしてみたいけれど「効果はあるの?」「持続期間や副作用は?」など、気になっている方もいますよね。

本記事ではボトックス注射の効果持続期間、そして効果を継続させるコツ副作用などについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボトックス注射の効果

ボトックス注射は、下記のような改善効果が期待できます。

下記では、ボトックス注射のそれぞれの効果について詳しくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フェイスラインの補正

ボトックス注射には、フェイスラインの補正効果が期待できます。

頬の筋肉が発達していると顔が大きくみえてしまいますが、ボトックス注射をして筋肉の働きを抑制することでフェイスラインを改善して補正します。

下記は、実際にボトックス注射でフェイスラインの補正効果を実感した方の症例写真です。

出典:水の森美容クリニック

施術前の写真と比較すると、施術後はフェイスラインが引き締まってスッキリしているのがわかりますよね。

ボトックス注射は、頬の筋肉に注射をするだけでフェイスラインを補正できるため、手軽にフェイスラインを引き締めたい方におすすめの施術です。

顎先をシャープにする

ボトックス注射は、顎先をシャープにする効果も期待できます。

顎先は筋肉が多い部位なので、顎先をもっとシャープにしたいと思っている方も多いでしょう。

ボトックス注射をすることで顎先の筋肉を痩せさせ、顎先をシャープに改善できます。

下記は、ボトックス注射をして顎先がシャープになったと実感した方の症例写真です。

出典:聖心美容クリニック

施術後は施術前の写真と比べると、顎先がスッキリとしてシャープになっているのがよくわかりますね。

顎先がシャープになると顎のラインも美しくなるため、顎先をスッキリさせたいと思っている方にはボトックス注射がおすすめです。

シワやたるみの改善

シワやたるみの改善も、ボトックス注射で期待できる効果です。

ボトックス注射は表情筋の働きを抑えることができるため、表情を変えた際にできる「眉間・目尻・おでこ」などのシワを改善できるでしょう。

さらに筋肉の表面繊維の働きを抑制して肌のハリをアップさせ、首やほうれい線まわりのたるみ改善も期待できます。

下記の症例写真は、ボトックス注射でシワやたるみが改善したと実感した方の写真です。

出典:CLASSY仙台美容外科

施術前にあった眉間目尻のシワ、そしてほうれい線まわりのたるみ改善して、施術後の写真では目立たなくなって若々しくみえますよね。

ボトックス注射でシワやたるみが改善すると若々しくなれるため、シワやたるみで悩んでいる方におすすめです。

 注意

加齢などで皮膚が伸びてできた状態のたるみは、ボトックス注射で改善することは難しいでしょう

三角眉毛の改善

眉毛の筋肉が発達していていることが原因で三角眉毛になっている場合は、ボトックス注射の効果で改善期待できます。

眉毛を整えても三角眉が改善しない場合、眉毛ではなく眉の位置にある眉丘筋(びきゅうきん)という筋肉の発達が原因の可能性が高いです。

ボトックス注射を眉丘筋に打つと過剰に力が入らなくなり、筋肉も痩せて眉山部分の盛り上がりが目立たなくなって三角眉毛が改善できるでしょう。

下記は、ボトックス注射を打って三角眉毛が改善したと実感できた方の症例写真です。

出典:THE CLINIC

ボトックス注射を打つ前と比較すると、眉山の盛り上がりが目立たなくなり三角眉毛が改善したのがわかりますよね。

自分の三角眉毛がボトックス注射で改善するかわからない方は、無料カウンセリングに行って医師に診てもらうのがおすすめです。

ガミースマイル・口元の改善

ボトックス注射には、ガミースマイルという口元の悩みを改善する効果もあります。

ガミースマイルとは笑ったときに上の歯ぐきが見えることで、上唇を上げる筋肉が発達していることが原因のひとつです。

ボトックス注射をすると、笑ったときに見える歯ぐきの面積を減らすことができます。

下記は、実際にボトックス注射でガミースマイルが改善した方の症例写真です。

出典:新宿ラクル美容外科クリニック

施術後の写真を見ると笑ったとき上の歯ぐきも見えにくくなり、口元の印象が変わったのがよくわかりますよね。

笑ったときに上の歯ぐきが見えることで悩んでいる方には、ボトックス注射での治療がおすすめです。

 注意

歯の大きさ骨格の大きさが原因のガミースマイルの場合は、ボトックス注射以外の施術が必要です。

ふくらはぎをほっそりさせる

ボトックス注射は顔以外にも打つことができ、ふくらはぎをほっそりさせる部分痩せ効果も期待できます。

筋肉の発達が原因で太くなったふくらはぎにボトックス注射を打つと、つきすぎたふくらはぎの筋肉が痩せて細くなるでしょう。

下記はボトックス注射で、ふくらはぎがほっそりしたと実感した方の症例写真です。

出典:湘南美容クリニック

施術前と施術後を比べてみると、施術後のほうがふくらはぎがほっそりしてスッキリとした見た目になっているのがわかりますよね。

ボトックス注射での脚痩せは、脚の筋肉が発達しやすいスポーツ経験者ヒールのある靴を履く習慣がある方に効果が出やすい施術です。

肩こりや頭痛の改善

肩こりや肩こりが原因の頭痛の改善も、ボトックス注射で期待できる効果のひとつです。

肩こりは首から肩にかけて筋肉が緊張し続けることで起こり、肩こりが長い期間続くと頭痛の症状が現れる場合があります。

ボトックス注射を打つと肩こりの原因である筋肉の緊張をほぐすことができ、肩こりと肩こりが原因の頭痛も改善できるでしょう。

下記は、ボトックス注射で肩こりが改善したと実感した方の症例写真です。

出典:品川美容外科

施術前は肩に力が入っているように見えますが、施術後は肩の力が抜けて首から肩へのラインがなだらかになっているのがわかりますよね。

食いしばり歯ぎしりなどの癖も肩こりの原因になりますが、エラ部分にボトックス注射をすることで改善することができるでしょう。

肩こりがひどい方、肩こりによる頭痛で悩んでいる方にはボトックス注射での治療がおすすめです。

わきが・多汗症の改善

ボトックス注射は、わきがや多汗症の改善効果も期待できます。

わきや汗を多くかく部位にボトックス注射を打つと、分泌する汗の量が減って汗やニオイを抑えることが可能です。

下記は、手のひらの多汗症で悩んでいた方がボトックス注射を受けた際の症例写真です。

出典:共立美容外科

汗に反応して色が変わる試験紙なのですが、施術前と比べて施術後はあきらかに汗の量が減っているのがわかりますよね。

汗の量が減れば汗が原因のニオイも減るため、ボトックス注射はわきがや多汗症で悩んでいる方にとても効果的な治療方法です。

ボトックスの効果の持続期間はどのくらい?

出典:もとび美容外科クリニック

ボトックス注射を打った際にどのくらいで効果を実感し、そして改善した効果がどのくらいの期間持続するのか気になりますよね。

下記では「ボトックスの効果があらわれる時期」「持続期間」について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ボトックスの効果が表れる時期

ボトックス注射の効果があらわれる時期は、一般的に施術後2〜3日程度徐々に効果があらわれて、1週間程度で安定するでしょう。

部分的なボリュームダウンが目的の場合は、筋肉が萎縮して効果を実感できるまで約2〜3週間程度かかります。

効果があらわれる時期は個人差施術部位などによっても異なりますが、比較的ほかの美容施術より早く効果を実感するでしょう。

ボトックスの持続期間

ボトックス注射は、一般的に施術後4〜6ヶ月程度は効果が持続します。

ボトックス注射は半永久的な効果はないため、再施術をしない場合は徐々に元の状態に戻ってしまうでしょう。

繰り返しボトックス注射を打つことで効果が持続しやすくなるため、効果を持続させ続けたい場合は定期的に施術を受ける必要があります。

再施術を受けるタイミングは、6ヶ月に1回程度を目安に受けるのがおすすめです。

ボトックスの効果を継続させる3つのコツ

ボトックス注射の施術を受けたら、できるだけ長く効果を継続させたいと思いますよね。

ボトックス注射の効果を継続させるためには、3つのコツがあります。

下記では3つのコツそれぞれについて詳しくご紹介しますので、ボトックスの効果を継続させるために、ぜひ参考にしてみてくださいね。

製剤選びは慎重に行う

ボトックス注射の効果を継続させるための1つめのコツは、使用するボトックス製剤選びを慎重に行うことです。

同じボトックス注射でも使用する製剤の種類には、アメリカ製・韓国製・ヨーロッパ製など、さまざまな国で作られたものがあります。

使用する製剤が違うと効果や値段も異なるため、ボトックス注射の効果を実感するためにも製剤選びは慎重に行いましょう。

主に下記の3種類が、現在日本で使用されているボトックス製剤の種類です。

製品名特徴製造国
ボトックスビスタ厚生労働省の承認を受けているアラガン社製で安全性も高い。アメリカ製
ゼミオン日本では承認されていないが、米国FDA・欧州のCE・韓国のKFDAの承認は受けていて安定性が高い。ドイツ製
ニューロノックス日本では承認されていないが、韓国のKFDAの承認は受けていて「ボトックスビスタ」のジェネリック版といわれていて料金が安い。韓国製

上記の3種類を使用しているクリニックが多く、料金はクリニックによって異なります。

ボトックスビスタは、ほかの製剤と比べて料金が少し高めになりますが厚生労働省の承認も受けているため、安心して施術を受けたい方におすすめです。

料金が安すぎる場合は、製剤の品質に問題がある可能性もあるため注意が必要です。

注入した部位を圧迫したりマッサージしたりしない

ボトックス注射の効果を継続させる2つめのコツは、ボトックスを注入した部位を圧迫したりマッサージしたりしないことです。

施術直後は注入した製剤が安定していないため、圧迫やマッサージをするとほかの部位にボトックス製剤が流れてしまう場合があります。

効果をしっかり継続させるためには、注入した部位を圧迫したりマッサージしたりしないようにすることが大切です。

またボトックスは熱に弱いため、施術後約3日程度は長時間の入浴激しい運動、そして飲酒は控えるようにしましょう。

定期的に繰り返し施術を受ける

ボトックス注射の効果を継続させる3つめのコツは、定期的に繰り返し施術を受けることです。

ボトックス注射の持続期間約4〜6ヶ月程度なので、改善効果を継続させるには6ヶ月に1回程度定期的にボトックスを注入する必要があります。

医師が指示した期間をあけずに施術を受けると、効果を維持できなくなる可能性があるため、施術時期は医師の指示に従うようにしてください。

ボトックス注射は施術を繰り返し受けることで、徐々にボトックスの効果が長持ちするようになるでしょう。

定期的に施術を受けるためには、続けやすい料金設定のクリニックを選ぶことも大切です。

下記は、ボトックス注射の部位別の料金相場の目安です。

ボトックス注射の部位別の料金相場
部位料金相場(税込)
3,500~50,000円
目元3,500~50,000円
目尻3,500~50,000円
エラ10,000~100,000円
口元・口角10,000~50,000円
顔全体50,000~100,000円
ふくらはぎ30,000~160,000円
10,000~100,000円
わきが・多汗症15,000~100,000円

効果を継続させるために、上記の料金相場を参考にして通いやすいクリニックを選んで、定期的に施術を受けてみてくださいね。

ボトックスの副作用

ボトックス注射は注射を打つだけでシワやたるみを改善でき、ダウンタイムも少ないので気軽に受けられる施術ですが、残念ながら副作用もあります。

ボトックス注射を打ったあとに表情に違和感がでて後悔しないためにも、事前にボトックスの副作用について知っておくことが大切です。

ボトックス注射では、主に下記の4つの副作用が起きる可能性があります。

下記では、それぞれの副作用について詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

内出血

ボトックス注射の副作用1つめは、針を刺したあとが内出血してしまう可能性があることです。

ボトックス注射の施術では、注射器を使ってボトックスを注入するため、注射針を刺した際に内出血するリスクがあります。

内出血が消えるまでの期間には個人差もありますが約1週間程度、長くても2週間程度で消えるでしょう。

ボトックスの内出血が消えるまでの期間は、長くとも2週間が目安です。人によってはそれよりも早く治る場合もありますし、逆に数日伸びることもありますが、多くの人がそれまでの間にきれいに治ります。

引用元:CHRISTNA clinic 「治るまでの目安期間」

ボトックス注射では極細の針を使用するため、内出血のあとは目立ちにくく、メイクで隠すことが可能です。

施術直後に激しい運動入浴など血行がよくなることをすると、内出血がひどくなる場合があるため控えましょう。

腫れやむくみ

ボトックス注射の副作用2つめは、ボトックスを注入した部分が腫れたりむくんだりする場合があることです。

施術した部位の腫れやむくみは、注射器を使用した施術で起きる可能性があるリスクで、針の傷に反応して症状が起きる場合が多いでしょう。

腫れやむくみがでた場合でも、一般的に1週間程度で症状は落ち着くので心配いりません。

引ボトックス施術を行うと、腫れやむくみ、内出血などの症状が出る場合があります。これらはボトックスの副作用というよりも、厳密には注射の副作用と言えます。注射針の傷に体が反応し、腫れなどの症状を引き起こすのです。もし生じた場合も通常は1週間ほどで消失します。

引用元:CHRISTNA clinic「腫れ・むくみ・内出血」

腫れやむくみも内出血と同じように、施術直後に激しい運動入浴などで血行がよくなると症状が悪化する可能性があるため控えるようにしましょう。

体調不良

ボトックス注射の副作用3つめは、アレルギー反応によって体調不良になる可能性があることです。

施術ではボトックスの薬剤を体内に注入するため、体質によって腫れ・むくみ・吐き気・めまいなどの症状がでる場合があります。

ほとんどの場合は、数日程度安静にしていれば症状は改善するでしょう。

ボツリヌストキシン製剤はアレルギー反応が起こるリスクが低く、万が一発症しても通常の副作用と似た腫れや赤み、痒みなどが1週間前後現れる程度で、重症化することはほとんどありません。

引用元:表参道スキンクリニック「アレルギー反応が起こる」

体質には個人差があるため、症状が強くでたり症状が長引いたりする可能性もあります。

アレルギー体質で施術後の体調不良が心配な方は、事前に医師に相談するようにしましょう。

表情の違和感や突っ張り感

ボトックス注射の副作用4つめは、表情の違和感や突っ張り感がでる可能性があることです。

ボトックス注射は筋肉の働きを緩めて悩みを改善しますが、注入部位がずれていたり注入しすぎたりして、仕上がりが不自然になる場合があります。

ボトックス注射の効果は永久的ではないため、表情に違和感や突っ張り感がでても基本的に数週間から数ヶ月で改善するでしょう。

注入量が多いことでこわばりが出ている場合は、3〜4ヶ月程度待つことで筋肉が回復し、段々と症状が改善されていきます。

引用元:NOVUS Beauty Clinic「ボトックスの効果が弱まるのを待つ」

表情の違和感やつっぱり感は、医師の技術力が未熟だと起こりやすいため、施術をする医師選びは慎重におこないましょう。

技術力の高い医師がいるクリニックを選ぶには、クリニックの口コミやクリニックの公式サイト症例数を確認するのがおすすめです。

ボトックスの施術の流れ

医療脱毛の施術までのフロー

ボトックス注射がはじめての場合、どのような流れで施術が行われるのか気になりますよね。

下記では、ボトックス注射の一般的な施術の流れをご紹介しますので、ぜひ参考にしてボトックス注射の効果を実感してみてくださいね。

カウンセリング

カウンセリングでは悩みや治療したい部位などを確認し、ボトックスを注入する量や悩みを改善するために最適なプランを提案してくれます。

希望する仕上がりになるように、気になることや相談したいことはしっかり伝えるようにしましょう。

診察

医師がボトックス注射の施術が可能か診察し、可能な場合は注入する部分を決めていきます。

ボトックス注射の副作用についての説明もあるので、疑問に感じたことは確認しておきましょう。

施術

ボトックスを注入する部位を最終確認し、注入部位に麻酔クリームを塗布してから施術を行います。

施術時間は施術する部位によっても異なりますが、約10〜20分程度で終わるでしょう。

アフターケア

施術後は、注入した部位や体調に問題がなければ帰宅できます。

顔を施術した場合は、注入した部分を避ければ当日からメイクが可能です。

ボトックス注射はダウンタイムがほとんどない施術ですが、万が一なにかトラブルが発生した場合は、早めにクリニックに連絡するようにしましょう。

ボトックスの効果はたくさんある

本記事ではボトックス注射の効果や持続期間、そして効果を継続させるコツや副作用などについて詳しくご紹介してきました。

ボトックス注射にはシワやたるみの改善だけでなく、肩こり多汗症、そして部分痩せなどさまざまな効果が期待できます。

ボトックス注射 まとめ
  • さまざまな悩みの改善効果が期待できる
  • 施術時の痛みや体への負担が少ない
  • ダウンタイムは数日から1週間程度と短い
  • 効果を持続させるには定期的な施術が必要

自分の悩みがボトックス注射で改善されるのか気になる方は、まずはクリニックの無料カ